火傷をした時には、まず受傷部位を冷やすことが大切です。衣類の上から火傷した場合には無理に脱がさず、まず流水で冷やすことで痛みを軽減し、やけどが深く進行していくのを抑えることが、火傷治療の基本となります。火傷の程度は深さによって1、2、3度に分類されます。1度のやけどで小範囲の紅斑だけの火傷治療の場合には、冷やすだけで治ります。

水泡ができた場合には破ったり、取り除いたりしないことです。水泡ができた皮膚はもとどりにはなりませんが、綺麗な水泡膜は数日間皮膚の代わりに水分を保ち痛みの軽減や感染予防に役立ています。2度以上の火傷治療は、抗生物質外用薬の塗布が基本です。火傷の深さ、部位、汚染度の状態で使用する外用薬の種類と質が異なりますので、皮膚科に受診した方が安心できます。

3度の火傷治療の場合には、広範囲の熱傷や重症熱傷の場合であり、総合病院に緊急入院して、全身に悪い影響を与えるようなショックに対する輸液治療法で、救命治療がすぐに行われます。重症の場合には、脱水による循環不全や感染による敗血症、肺炎といった症状で死亡するケースもあります。特に、高齢者や大きな病気を抱えている人ほど危険が増してきます。火傷の深さが2度の熱傷以上での火傷の場合には、必ず瘢痕やケロイドが残ります。

植皮などの適切な治療を行わないと傷跡が縮んで固まる拘縮が起こり機能障害が生じる場合があります。重症熱傷を負った場合、生命を維持できても長期間の治療と療養が必要となり、瘢痕や機能障害で生涯にわたり悩むことがあります。

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