前立腺のがん検診で医師が注目する項目の一つに、PSAというものがあります。PSAというのは、前立腺特異抗原の略で、これを調べることによりがんの早期発見が可能になります。ただし、このPSAの値は万能という訳ではありません。あくまで指標になるというだけで、上がったり下がったりすることも少なくありません。

PSAが高いほど前立腺がんのリスクが高いということになりますが、がん検診で行われる直腸指診などによってもPSAは上昇することがあるからです。直腸指診は肛門から直腸に指を入れ、前立腺の前側に触って固さや大きさを検査する方法です。すべての箇所に触れるのは不可能ですが、前立腺がんの状態を把握するのには有効だとされています。PSAは他の内臓のがんと同様に腫瘍マーカーとされ、この値によって治療の方針が決められることも少なくありません。

がん検診や人間ドックではスクリーニング検査に振り分けられ、多くの場合検査項目に入っています。PSAだけで前立腺の有無を判断することは出来ないものの、早期の発見に役立つものなので検診の時には気をつけてみてみると良いでしょう。治療を行う場合、医療機関ではこのPSAの基準値から少しでも外れると治療を開始することもあります。逆に基準値内でおさまっている間は特別治療を行わず、定期検査で確認しながら状態を見ていくということもあります。

前立腺がんは80歳以上の男性では罹患率20%と高確率ですから、日頃から気をつけておきましょう。

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