最近では、がん検診でPET(Positron-Emission-Tomography)という検査方法が注目されています。読み方はペットですが、どのような検査方法なのでしょうか。これを知るには、まずがん細胞がブドウ糖を取り込みやすいという性質を知っておく必要があります。ブドウ糖を取り込むがん細胞に対して、FDGという放射線医薬品を静脈から注射で体に入れます。

このFDGはブドウ糖によく似た分子構造をしていて、体はそれを見分けられずにブドウ糖と同様にFDGを取り込みます。体の中でもブドウ糖を取り込みやすいのは、脳・心筋・動かした後に筋肉・腫瘍・がんがある部位です。このPETによるがん検診では、本来ならばブドウ糖があまり集まるはずのない場所にFDGの反応が見られたらがんや腫瘍の可能性があると判断することが出来ます。FDGを静脈注射で入れて寝ているだけでがん検診ができるので受検者の負担が少ないのですが、FDGは放射線医薬品なので被曝のリスクがあるのがデメリットです。

PETを受ける最適な年齢は40歳以上からです。また、FDGを投与した半日間は体から放射線が出ているので、お年寄りや胎児など体の弱い人に近づくのは避けたほうが良いとされています。PETはがんを発見するためにはとても有効な画像検査方法ですが、糖がもともと集まりやすい器官のがんは発見しづらいことや、検査代が高額というところが弱点でもあります。

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